もぎたての果実のような、
付き合いたての恋のような、
そういう気持ちを保つのは、
出来ないよいうに作られている。
人間を作ったのが神様なのか、
もしくは他の何者なのかは分からないけど。
悲しいかな気持ちというのは、
どうしたって薄れるようになっている。
ずっと欲しかったCDだって、
買った時の喜びは薄れていくし、
お気に入りの新曲だって、
初めての感覚では聴けなくなる。
そういう風に出来ている。
もちろん、
いつまでも感覚が変わらなかったら、
新しい気持ちが飽和状態になるわけで、
生きていくに支障をきたす、
ということになる。
だから感覚が変化するのは、
生きるに必要な機能なのだけど。
そんな本日は『鮮度保持の日』
暦の上で「大暑」を迎える頃は、
気温が高く生鮮品の鮮度が落ちやすくなる。
高鮮度保持フィルムを作っている会社が、
その啓発の意を込めて制定した記念日。
食べ物の鮮度も遅かれ早かれ、
どんどん落ちてしまうもの。
すべては色あせる世界なのである。
なんていうと、
すごく悲しいことに思えるけど、
すべては変化するからこそ、
違う魅力が生まれるのも事実。
もぎたての果実だって、
熟れて甘くなったり、
付き合いたての恋も、
絆を深めて愛になったり、
食べ物だって発酵して、
味も栄養も別物になる。
“新しい”ことだけが、
“鮮度”ではないのである。
さてさて、
たくさんライブをして、
たくさん歌っていると、
同じ曲の鮮度というものは、
どうしても変化してくる。
それは否めない。
だけどその変化の中で、
また新しい何かが生まれるのがライブ。
歌い方なのか演奏なのか、
お客さんとの決め事なのか、
それはいろいろあるけど、
だから鮮度を保つことが出来ている。
ミュージシャンにもミュージックにも、
ライブは重要なのである。
今月は残すところ明日のライブ☆
全力で歌うぞ!
2024年07月24日(水)
【ライブ】『天Qセレクトライブ』
【時間】開場18:30 開演19:00
【場所】天Q(京都)
【料金】投げ銭
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伊藤直輝ホームページ
http://naoki-ito.com