ミミズだってコアラだってアメンボだって

少々ブログの更新が遅れてしまったのは、

サボっていたわけではない。

筆が進まなかっただけだ。

っというように、
どんな言い方をするかで印象は変わる。

表現の仕方というのは非常に大切なのである。

動物占いでいうところの
コアラ(争い事が嫌い、気が長い)
にあたる僕でも、
もちろん腹立たしいことは日々たくさんあって、
ついついお口が反抗期になってしまうことだってあるのだけれど、
誰かを批判したり、悪く言ったりすることはしないようにしている。

そうするようになったきっかけは小学生の時の担任の先生の発言によるものだ。

と書くからには、
「先生の言葉に心打たれて・・・」
という深イイ話をできればいいのだけれど、
それがそうではない。

小学5年生ぐらいの時だったかな、
AくんがBさんを「最低」と罵った事件があった。

それが終わりの会で取り上げられて、
担任の先生が懇々と説教していたんだけど、
最後のきめ台詞で完全に矛盾が起こってしまったのだ。

それがこれだ。

「人のこと最低なんて言う人が一番最低や!!」

ビッシー!!!っと決まった感じは一瞬クラス内に漂ってはいたんだけど、
僕の中にはジワジワと違和感が生まれていた。

よくよく考えてみると、

Bさんのことを“最低”と言ったAくんは“もっと最低”だとして、
そのAくんのことを“最低”だと言った先生は“もっともっと最低”
ということになる。

だけど僕はそれを指摘できなかった。

なぜなら、
もし僕がそれを指摘して、
“もっと最低”なAくんのことを“最低”だと言った先生は“もっともっと最低”だ!
なんて言ってしまえば、
Bさんを“最低”と言った“もっと最低”なAくんを“もっともっと最低”だと言った先生は“もっともっともっと最低”だ!
と言った僕はさらに“もっともっともっともっと最低”だ。
ということになってしまう。

そう、
どんどん最低が最低を生むスパイラルに陥ってしまうのだ。

小学5年生で何を考えているんだって感じではあるけれど(笑)
強ち間違ってはいない。

同じようなことがたくさんあるからだ。

たとえば、
上から目線で偉そうに言わて、つい腹が立って

「偉そうに上から目線で言ってくんな!!」

なんて言おうものなら、
その時点でどっちが上から目線のお口になっているのか?
って話になる。

いつだったか聞いたことがあるのだけれど、

「人の悪口を言うと、同じことを自分も人に言われている」

のだそうだ。

“そう肝に銘じておきなさい”

という啓発的なフレーズかと思っていたけど、

上記のこと、それ以外のことも含めて、

これは本当かもしれない。

長々と書いてきたけれど、
このブログを通じて僕が言いたいことは、

人を悪く言う人を悪く言いたいわけじゃなくて、

誰かが誰かを悪く言うのはとても悲しいことだ。

と言うことだ。

そして、

これはきっと、

動物占いのどれでも一緒さ。