右でも左でもなく前向きに

 
「私の私の彼は~左利き~♪」
 
今の若い人は知らないだろうか、
麻丘めぐみさんが歌った昭和の流行歌。
 
と言っても、
実は僕もサビぐらいしか知らないけど、
 
一度聴いたら忘れない、
なんともキャッチーなメロディーと歌詞。
 
今でこそ“左利き”というのは、
大して珍しいことではない。
 
世界人口で左利きの人は約10%、
つまり10人に1人は左利きだから。
 
だけど昭和は左利きを恥じ、
右利きを矯正させられることもあった時代。
 
左利きの彼というのは、
珍しかったのかもしれない。
 
その歌詞の内容は、
 
何をするにも左利きの彼、
そんな彼の真似ができない、
 
という、
可愛い?女心が書かれているのだけど、
 
気持ちのすれ違いや、
性格や相性が合わない、
 
という、
切ない恋の歌にも深読み出来る。
 
知らんけど(笑)
 
何にしても、
一度聴いたら忘れない曲である。
 
そんな「左利き」が少なく、
大半が「右利き」というのは、
 
いくつかの説はあっても、
ハッキリとした理由は解明されておらず、
 
「心臓が左にある」とか、
「右脳や左脳が関係している」とか、
 
何かしらの理由は、
きっとそこにあるのだろうけど、
 
僕たちは同じじゃない、
みんなそれぞれ違うから面白いのである。
 
そして海の世界にも、
“向き”というものがある。
 
「左ヒラメに右カレイ」
というやつだ。
 
腹を手前にして顔が左を向くのがヒラメ、
そして右を向くのがカレイになる。
 
要するに、
「私のカレイは右向き」なのである(笑)
 
神様が決めたのか、
遺伝子が決めたのか、
 
それがヒラメとカレイの見分け方、
と一般には言われる中で、
 
先日は茨城県にて、
「右向き」のヒラメが釣り上げられたらしい。
 
その物珍しさから、
水族館が引き取ったそうだけど、
 
もしかしたら海の中でも、
“矯正”はしなくなったのかもしれない。
 
知らんけど(笑)
 
 
さてさて、
僕はというと、
一般的な右利きミュージシャン。
 
そういう意味では、
物珍しさはないけど、
 
みんなが右を向こうとも、
みんなが左を向こうとも、
 
僕は僕が向きたい方を向いて、
それを「前」と呼んで進もうと思う。
 
今月も有り難いことに、
たくさんライブさせていただける。
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誇り高き馬のように走りますので、
応援どうぞよろしくお願いいたします(^^)/

 
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