伝統や文化というものは、
伝言ゲームみたいなもので、
少しずつ色付けされたり、
どんどん変化していくもの。
本来の趣旨や意味なんてものは、
そのうち薄れてしまうだろう。
京都の祇園祭だって、
本来は疫病退散を願ったお祭り。
今では多くの人たちにとって、
お祭りを楽しむお祭りになっている。
古くから伝わるものを、
先へ伝えていくことも大切だし、
古くから伝わるものを、
重んじる心だって大切。
だから本来の趣旨や意味というものを、
失くしてしまってはいけない、
のだけど、
やっぱりそれ以上に大切なことは、
僕たち現代人の笑顔であろう。
本来の趣旨や意味が何であれ、
それが僕たちの元気の源になればそれでいい。
新たな趣旨や意味が生まれたって、
それも伝言ゲームの途中なのだから。
本日10月31日は『ハロウィン』
古代ケルト暦では大晦日にあたり、
一年の最後の日。
と同時に、
食物の収穫感謝祭をしたり、
ご先祖の霊が帰って来ると信じられた、
日本で言うお盆のような日。
悪い霊から身を守るために、
お化けの仮装をしていた文化が、
時を超え海を越え、
この日本では可笑しなお祭りになってしまっている。
本来の趣旨や意味などそっちのけで、
孫悟空の仮装をするおバカさんもいるし。
↑
あ、僕か(笑)
そんな古代ケルト人には見せられないような、
現代の日本のハロウィンは、
そこに何の趣旨も意味もない、
単なるお祭り騒ぎになってしまっているのだけど、
普段の自分ではない何かに変身して、
友達や恋人と非日常を楽しんで、
たくさん元気を充電して、
また明日への活力にできるお祭り。
まぁ、
それはそれで悪くはないだろう。
大人の節度を持ったまま、
大人もたまにはおバカしよう(^^)
さてさて、
現代の大晦日は言わずもがな、
まだもう少し先になるわけだけど、
気分は古代ケルト人になって、
今日を大晦日にするものいいかもしれない。
残りあと2ヶ月の2023年を、
気持ち新たに過ごせるように。
正直、
ゆっくりなんてしていられないけど、
少し振り返って深呼吸して、
頭も心も整理してリスタートしようと思う。
今日はいっぱい溜めるぞぉーっ!
元気玉!
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伊藤直輝ホームページ
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