言葉にしても音楽にしても、
その時々でその形は変わる。
受け取る側の心境や体調や、
周りの環境や状況などなど、
いろんなことが合わさって、
丸かったり角立ったりする。
それはあの口を描いてない、
キティちゃんの顔のように。
要するに作品というものは、
受け取る人の中で完成する。
きっとそうだと思っている。
だから僕の言葉とか音楽も、
僕の知らない顔をするのだ。
癒やしや勇気になることも、
やる気や元気になることも。
そんな風にいろいろな顔で、
きっと誰かの心に届くのだ。
さてさて、
世界は本当に大変な状況で、
コロナばかりではない事態。
音楽という形のないものが、
その無力さを感じるばかり。
そのもどかしさや虚無感で、
さすがに心も沈んでしまう。
だけどそんな心境の僕にも、
希望を感じることがあった。
僕のある歌が海の向こうへ、
羽ばたいたようなのである。
昨年末に急遽リリースした、
「君に届けたい歌〜Happy Merry X'mas〜」
テーマはクリスマスだけど、
大切なものは365日同じ。
季節なんてそこに関係ない。
音楽にも愛にも国境はない。
ラトビアにて3位になった。
毎日変わるチャートだから、
ほんの一瞬の話だろうけど、
この世界の大変な状況下で、
聴いてもらえたという事実。
僕には大きな出来事である。
だからこそ僕は僕を信じて、
全力ミュージシャンしよう。
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伊藤直輝ホームページ
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