言葉じゃないEXPRESSIONS

秋の夜長

JON SECADAのアルバム
「EXPRESSIONS」
を聴いて過ごしている。

ラテン、R&B、POPS・・・

幅広い歌がとても魅力的なJON SECADAの初のジャズアルバム。

ワイン片手に、ちょっと優雅に、まったり過ごすときには打って付けのアルバムだ。

あ、ワインは飲んでないけれど(笑)

飲みたいけれど。。

さて、
9月最後の日曜日。

烏丸にある新風館へエレクトーンの演奏会を聞きに行ってきた。

僕を応援してくださっているファンの方が出演されていたんだけど、
演奏曲になんと僕の
「It's Alright」
を選曲してくださったのだ。

今までエレクトーンの世界を覗くことってあんまりなかったんだけど、
こういう機会に触れてみると、やっぱり面白い。

エレクトーンって、いろいろプログラミングなどをして、
ドラムを打ち込んだり、音色を自動的に変えたりできる楽器で、
鍵盤も2段、足のところは足用の鍵盤があって、
両手両足、とても忙しそうで、
見てるだけで「僕には無理」ってお手上げ状態なんだけど、

練習の賜物、
みなさんとても巧みに演奏されていた。

そして、
自分の楽曲をインストで演奏されるのを聞くっていうのは、
これまた不思議な感覚で、

なんて表現したらいいかなぁ、、

自分の曲だけど自分の曲じゃないような、
曲が独り立ちしているような、、、

僕の手を離れた感覚があるんだけど、
その距離感がまた曲をよく見せるのか、

なんだかとてもカッコイイ曲だなぁって、
我ながら(笑)

僕の前で見ていたカップルのお客さんも、
サビの部分でノってくれていて、
思わず後ろから歌いそうになったりして(笑)

とても嬉しい時間だった。

こうして自分の曲をインストで聞いてみると、
歌ありと歌なしの表現の差を見つめることができる。

メッセージを伝えるのに歌詞があるかないか、
という差は大きいけれど、

でもそのコードの響きとそこに乗るメロディーやリズムなど、
なんかそういった部分で、
なんとなくだけど、
ちゃんと共通した色のメッセージを乗せられるんだなぁって思った。

言葉に表現することはもちろん大切だけど、

行間を作ることも、
行動で示すことも、

言葉じゃない大切な表現だ。