ドラマ「サキ」を見ている。
本来はもっとハッピーなり、面白い、
「シェアハウス」や「泣くな、はらちゃん!」
的なドラマが好きなんだけど、
ちょっと見出したら、ずいずいと。
どんなドラマかというと、
復習する相手の心に入り込み、
心のスイッチをこっそり押して、
相手を自ら破滅の道へ向かわせる・・・
というものだ。
ま、見ていて心地いいものではないのだけれど、
その誘導の仕方や真理を説くようなセリフに
「ほ〜ほ〜」
言ってしまったりするわけだ。
僕は、
先日の鰯ブログのような、
一見おバカさんなところもあるけれど、
実は意外とけっこう、
その言葉に潜む、もしくは導かれる、
“本音”
というものを見てしまう一面を持っていたりもする。
だからMCやブログはもちろんのこと、
作詞となるととても慎重になる。
そのきっかけとなったのは中学の時の一コマだ。
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ある日、友達が学校を欠席した。
前日の様子からして、風邪ではないんじゃないか?
っと、みんな少しだけの違和感を感じていたら、
隣の女の子が僕にこっそりその理由を教えてくれた。
「○○くん、昨日タバコ吸ってたんがバレたんやって」
「え〜!そうなんや?!」
「シーッ!これ内緒やで!」
「うん!わかった!」
そんなひそひそ話は逆に目立つのだろう、
他の男の子が教えて教えて!っと迫ってきた。
僕は頑なに黙っていたんだけど、
その男の子が知ってか知らずか、
「あ、わかった!・・・タバコがバレたんやろう?」
と言ってきた。
今なら確実に、
「知らん!」
と言うだろうけど、
その頃はほんとにウブというか、、ほんとにバカだったんだな、
咄嗟に素直にまっっっすぐな輝かしい目で、
「え〜っ!なんで知ってんの?!(キラキラ)」
って(笑)
隣の女の子もその口の軽さにびっくりしただろうけど、
僕は口を割ったつもりじゃなかったんだ。
つまり、
「なんで知ってんの?」=「大正解!」
という方程式が頭になかった。
もちろん女の子からは大顰蹙を買い、
たちまちクラス中へ情報は行き渡り・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という、、
僕の一つのトラウマだ。
それからもたくさん失敗はしてきているけど、
「えっ?ってことはつまり・・・?」
みたいなことには敏感になっている。
何気ない言葉こそ、
まるで数独のように本音を導き出してしまったりするから恐ろしい。
ほんとはあまり敏感になりすぎない方がいいんだけど・・・。
なぜなら人の本音はどこかで矛盾を持っているから。
こんな名言がどこかにあったはずだ。
「幸せは愛すること。愛することは苦しむこと。つまり幸せは苦しむことである。」
みたいな。
表裏一体、、というよりも、表裏の区別さえつかないのが心だ。
いわば心は“メビウスの輪”なのだ。
前回の鰯のブログに引き続き、どんどん話は深まり、
奥の方へ奥の方へと潜っている。
鰯も潜れないほどの深海へ・・・。
きっと、そろそろ、
「どんな風にオチをつけるのか?」
なんていう興味を抱いている人もいるかもしれない。
ズバリ言おう。
・・・
この話にオチはない!
なぜなら、
僕の目的は面白いオチをつけることではなくて、
なにやら深〜い話をして、
「伊藤直輝ってどんな人なんだろう?」
と興味を持ってもらうための心のスイッチを押すことにあるからである。