“エスカレーターのマナー”
や
“うどんのダシ”
そういったものが関西と関東では違うと言われると、
じゃぁその境目は一体どこなのか?
と人一倍気になる性格ではあるけれど。
普段、
何気にしている会話や口にしている言葉、
当たり前になって改めて振り返ることをしないような物事、
実は多くのそういったところにも曖昧な境目がある。
先日は、
楽器やライブの初心者の方々が多く出演される、
飛び入りライブを見に行ってきた。
もっぱらお客さんとして行ったのだけれど、
主催者の方が知り合いのミュージシャンだったりすると、
ありがたい話、そういうわけにはいかず(笑)
ちゃっかり今月のワンマンライブ、来月のツーマンライブのフライヤーを持参しているところが、
我ながらなんともやらしいというか抜け目ないというか、
“もしかすると”
という想定内だった証拠でもあるのだけれど(^^ゞ
そんなTシャツでの1曲は、
“午前中をゆっくり過ごす”
というテーマの
誰もが知るカバーなんてできればカッコイイんだけど、
そうもいかないところが、
我ながらなんとも抜け目あるというか(笑)
愛嬌であって欲しいものだ(^^;ゞ
そして、
1曲しか歌わないのにも関わらず、
楽しくMCするところも同じくそうであって欲しい(^^)
歌い終わって、MCも宣伝もして、
さぁゆっくりシャンディーガフでも・・・
と思いきや、
何故か気がつけば即興バンドに加わっているという、、
全く知らない曲にギターで参加することに。
歌詞カードとコードは見せてもらったけど、
テンポもノリもナニもかもわからないまま、
僕の懸命な
「全然わからないですけど(苦笑)」
って訴えも余所に
「とりあえずやろ!」
なんだかんだ言いながら即興にもかかわらず、
勝手に思いつくままにコーラスまでして楽しんでいる自分がいるという、、
“楽器やライブの初心者”
と書いたけれど、
初心者とそうでないのとの境目はどこなのだろうか。
いったいどこまでが初心者で、どこからが初心者じゃないのだろうか。
飛び入りライブでステージに立っていた方々は、
緊張したり失敗したりしながらだったけど、
真っ直ぐに“音楽”だったし、
みんなとってもいい顔だった。
そんなステージを見ているとなんだか、
余計なことを考えずに素直に
“音楽をやりたいようにやる”
“歌いたいように歌う”
そんな初心を忘れてしまっては、
それなりに経験値があったとしても、
ある意味、初心者でもあるような・・・。
また大切なことを再確認させられた恐るべし一夜になった。