同じところを行ったり来たり・・・
告白という一大決心が揺るがないうちに、
爆発しそうな心臓を抑えながら、
意中の相手の家の周りをぐるぐるぐるぐる。
携帯電話もなかった頃、
電話番号の最後の数字を押せずに、
受話器を上げたり下げたり。
今ではほんの青春の一ページだけど、
当時は人生を揺るがしかねない程の長い一瞬だった。
そして今の僕も、
同じところを行ったり来たりしている。
作詞だ。
できた部分を消しては直して消しては直して…
なんとなくゴールは決まっているのに、
進み方に迷っている。
右往左往している。
最短距離で着いたゴールと、
迷いながら長距離で着いたゴール。
同じゴールでも、
深みのあるゴールでありますように。。