「それは偶然か必然か」
なんてことをよく言うけど、
偶然であろうと必然であろうと、
発端は何かしらの“行動”あってこそ。
つまり、
結局は自分が手繰り寄せているのだ。
有名な話では、
「ポストイット」の誕生秘話である。
ちょっとしたメモだとか、
栞なんかにも便利なポストイット。
何気に使っているあの文具は、
実は失敗作が転じて生まれたもの。
もともとは、
超強力な接着剤を作ろうとしていたのだ。
その開発途中の失敗作に、
「よく付くけど、すぐ剥がれる」
というものがあり、
それがポストイットに変貌したのである。
つまり、
「よく付くけど、すぐ剥がれる」
この逆接の「けど」を、
マイナスではなくプラスに捉えたのだ。
受け取り方次第で物事が変わる、
本当に面白く、ためになる話である。
そしてこの偶然の産物も、
「開発」という行動の中に生まれたもの。
手繰り寄せた産物なのだ。
そんな「偶然の産物」を意味する、
セレンディピティというのは、
落ちて来たリンゴを見て閃いた、
ニュートンの万有引力や、
抗生物質であるペニシリンの発見や、
多くの人が使っているTwitterもそうらしい。
僕たちも日々の身近などこかに、
セレンディピティを見つけられるかもしれない。
さてさて、
現代は本当に便利で、
クリック一つで買い物ができる時代。
だけど、
それはまだまだ完璧ではなく、
思ったのと違ったり、
違うものが送られて来たり、
そういうトラブルは、
やはり付きものである。
僕もそのような経験は、
何度か経験済み。
だけどそこに、
セレンディピティが起こったことも。
ギターを弾くときに使うピックは、
その硬さや厚みで音は変わるし、
形や仕様によって、
弾きやすさも違ってくる。
だから自分に合うピックというのも、
重要なアイテムなのだけど、
僕は長い活動の中で、
「テリーゴールドの0.80mm」
というピックをずっと愛用していた。
そんなアルフィー、
ちゃうわ(汗)
そんなある日、
テリーゴールドをネットでまとめ買いをしたら、
「0.60mm」の厚みの違うものが送られてきた。
(もちろんそこですったもんだあったのだけど、
長くなるので割愛するとして)←すでに長いけどな(笑)
返品は諦めて使ってみたら、
0.80mmよりもっと僕にピッタリだった。
今ではすっかり、
「テリーゴールドの0.60mm」愛用者。
ということで、
昨日まとめ買いしたピックが届きました。
週末の梅小路フェスも、
来週のワンマンライブも、
テリーゴールドで、
ギターの音を羽ばたかせますね☆
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伊藤直輝ホームページ
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