Nのパラドックス

「私は嘘つきである」

さて、
この“私”という人は嘘つきなのか?正直者なのか?

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エピメニデスのパラドックス
いわゆる嘘つきのパラドックスというやつだ。

ネットで調べていくと、
厳密にはこのパラドックスはエウブリデスという人が考案したものになるようだが、
そのあたりのことは僕が触れれるような話ではないので、そっとしておくとして・・・。

本当にこの“私”という人が嘘つきなら、
この文章自体が嘘になり、
“私”という人は嘘つきじゃない正直者ということになる。

つまり矛盾が生じる。

逆にこの“私”という人が正直者でも、
やはり矛盾が生じる。

うん、、なんて面白いパラドックス・・・

僕はこういう数学的な話が大好きだ。

以前にも書いたことがあるかもしれないけれど、
人はどこか矛盾を秘めているものだと思う。

僕も、もちろんそれを秘めている。

好きで始めた音楽があるからこそ、
特にそれを感じる場面は多いのかもしれない。

何かにチャレンジすることはとてもパワーがいるし、とても怖い。
そこから逃げたくなるし、避けたくなる。
だけどそこに喜びややり甲斐を感じていたりする。

心はわかりやすくて、わかりにくい。

ほんとに矛盾だらけで生きている。

あ、そうそう、
最近も矛盾したことがあった。

それは前回のブログだ。

春を迎え花を咲かせたいと綴るそばから、
コスモス(秋の花)の写真を載せた。

翌日、ブログを読んだ人にその矛盾を指摘されたのだけれど、
僕はわざと秋の花を載せたんだ。

エイプリルフールの今日、
この矛盾のブログを書くために。

さて、

私は嘘つきでしょうか?(笑)