ウェル髪で行こう

 
理想を言うならば、
直毛過ぎず癖毛過ぎず、
 
晴れの日も雨の日も、
ちょうどいい感じ流れる髪。
 
ペタンとならず、
ボサッとならず、
 
フワリと腰のある、
太くて元気のある感じの髪。
 
ライブで暴れても、
汗だくになっても、
 
前髪スエズ運河だとか、
前髪イカ下足だとか、
 
手の施しようがない、
お手上げ状態にならない髪。
 
海水浴で遊んでも、
土砂降りの雨の中も、
 
顔が濡れたアンパンマンのごとく、
岩場の海苔にならない髪だ。
 

現状にどんだけ不満なんだ(笑)
 
「羨望」なんていうものは、
ただのないものねだりだろうけど、
 
やっぱり誰だって、
自分のないものに憧れる。
 
つやつやさらさらの、
ストレートヘアになりたいなぁ。。
 
そんな本日11月28日は、
「いいツヤ」の語呂合わせより、
 
『きれいな髪のいいツヤの日』
 
今日もたくさんワカメを食べよう!
 

ワカメでくせ毛は直りません(笑)
 
っと、
 
そんなストレートへの憧れは、
きっとずっと消えないだろうけど、
 
くせ毛の現実の中で、
それに拘っていても仕方がない。
 
アイロンで伸ばしたって、
湿気ですぐにうねってしまうのだから。
 
だから僕がやるべきことは、
むしろいい感じにうねらせること。
 
くせ毛を味方に、
くせ毛を活かすことだ。
 
前髪スエズ運河も、
前髪イカ下足も、
 
ウェルカムで行こう。
 
 
さてさて、
理想と現実の狭間でもがいているのは、
なにも髪の毛のことだけではない。
 

そりゃそうだ(笑)
 
「あんな風に歌えるようになりたい」
「あんな作品を生み出したい」
「あんな演奏をライブをしたい」
 
素晴らしいミュージシャンも音楽も、
世界にはたくさんあるから、
 
憧れは尽きないし、
天井はどこまでも高くなる。
 
そしてきっとどこまでも、
満たされることはないだろう。
 
その人にはなれないのだから。
 
だけど、だからこそ、
 
そうやって憧れの気持ちから、
知らず知らず成長できるはずなのだ。
 
きっとこれまでも、
そしてこれからも。
 
今週も忙しくなりそうだけど、
僕は僕の音楽道をしっかり行こう。
 
くせ毛を振り乱しながら。

 
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伊藤直輝ホームページ
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